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地質調査DX2026.07.21

地質調査報告書作成AIとは|第1〜5章のドラフトはどこまで自動化できるか

地質調査報告書作成AIが引き受けられるのは、柱状図やN値の整理から章立て・図表づくりまでの定型作業です。第1〜5章のドラフト化の範囲と、技術者が考察に集中するための進め方を整理します。

地質調査報告書作成AIとは、柱状図や室内土質試験の結果の整理、N値や地盤定数のとりまとめ、章立てや図表づくりといった定型作業を引き受ける仕組みのことです。本記事は報告書作成に特化して、どこをAIで効率化でき、どこは技術者が担うのかを整理します。報告書そのものの構成や読み方は地質調査報告書とはで扱っています。ボーリングデータ活用の全体像はボーリング調査のデータ化にまとめています。

報告書作成に時間がかかる理由

  • 柱状図・試験結果・地盤定数・考察と、情報が各所に散らばっており集約に手間がかかる
  • 章立てや図表の作成に専門知識が要り、若手が着手しづらい
  • 様式の使い回しや体裁調整に追われ、見直しの時間が取りにくい

AIで第1〜5章のドラフトを作成する

サファリテックの地質調査AI「CAMEL」は、柱状図・土質試験のPDFを読み取り、N値抽出・地盤定数の算出を行ったうえで、地質調査報告書の第1〜5章(概要・調査方法・試験結果・地質解釈・地盤定数など)をWordでドラフト生成します。N値分布図・断面図・柱状図綴りといった図表も自動で作図・埋め込みでき、出典は図の直下に自動併記されます。計画数量表はExcelで自動集計され、当初と実施の対比まで整理できます。

ゼロから作文・作図するのではなく、AIが用意したドラフトを技術者が確認・修正する形になるため、とりまとめの時間を短縮できます。図表テンプレートを登録しておけば、標準図を全報告書で再利用でき、体裁のばらつきも抑えられます。

人が担うのは考察と確認

AIが引き受けるのは、転記・換算・組版といった定型作業です。地質の解釈、地盤定数の妥当性の判断、そして成果物としての最終確認は技術者の役割です。CAMELの読み取り精度は概ね90%程度で、原典PDFと枠を重ねた照合や異常値の自動検出により、確認しながら使えます。定型作業を任せることで、技術者は考察や品質確認に時間を振り向けられます。

発注者への説明が求められる場合がある

直轄土木の建設コンサルタント業務等では、業務で生成AIをどう使うかを着手時に発注者へ示すことが求められる場合があります。報告書作成にAIを使うのであれば、その用途と確認の体制も含めて協議しておくと、成果品の段階で後戻りしません。提出書類の記載項目と書き方は生成AI利活用計画書とはで整理しています。なお、ここに書いた内容は業界紙などで報じられた範囲を整理したものです。実際の運用は当該業務の特記仕様書の記載と調査職員の指示によります。

Q.地質調査報告書のどこまでを自動で作成できますか?
A.第1〜5章(概要・調査方法・試験結果・地質解釈・地盤定数など)のWordドラフトと、N値分布図・断面図などの図表、計画数量表のExcelを自動で作成します。考察や最終確認は技術者が担います。
Q.自社の報告書様式に合わせられますか?
A.様式や図表テンプレートを登録することで、標準図や体裁を全報告書で再利用できます。
Q.電子納品用のデータまで出力できますか?
A.Excel・Wordでの成果物作成に対応しています。読み取ったデータを構造化して保持するため、データ化の前処理としても活用できます。

Supervised by

監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(北海道大学工学部卒。建設コンサルタント(日水コン)で土木設計・工事監理に従事した実務経験に基づき、内容を確認しています)

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CAMEL(地質調査サポートエージェント)

柱状図や土質試験のPDFを読み取り、N値の抽出から地盤定数の算出、報告書のドラフトと図表の作成までを支援するAIです。

  • 柱状図・土質試験PDFの読み取り(精度は概ね90%・技術者の確認が前提)
  • N値の換算と、地盤定数(γt・c・φ・E)の算出根拠つき出力
  • 報告書 第1〜5章のドラフトと、N値分布図・断面図・柱状図綴りの作図

自社での検証では、報告書作成が約50時間から約35時間になりました。

Free Diagnosis

まず自社の状況を整理したい場合は、約1分の無料診断からどうぞ。報告書作成のどの工程を圧縮できそうかがわかります。

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