地盤定数とは、基礎や構造物の設計に用いる、地盤の力学的な性質を表す値の総称です。支持力や沈下の検討など、設計のさまざまな場面で使われます。本記事では、代表的な地盤定数の意味と、地盤調査の結果からどう求めるのかの考え方を整理します。
代表的な地盤定数
- 内部摩擦角(φ):主に砂質土で、粒子のかみ合わせによるせん断強さを表す
- 粘着力(c):主に粘性土で、土がもつ粘りによるせん断強さを表す
- 変形係数(E):荷重に対する地盤の変形しにくさを表し、沈下の検討に使う
- 単位体積重量(γt):土の重さを表し、土圧や有効応力の計算に使う
地盤定数はどう求めるのか
地盤定数は、室内土質試験で直接求める方法と、標準貫入試験のN値などから経験式を使って推定する方法があります。実務では、N値からの推定が広く使われます。ただしN値からの換算はあくまで目安であり、土質や地盤条件に応じた技術者の判断が欠かせません。N値と地盤定数の関係や換算の注意点は、[N値から地盤定数を求めるには](/column/nchi-kansan-jiban-teisu)で詳しく解説しています。
地盤定数の算出を効率化する
N値の読み取りから地盤定数の算出までは、深度・層ごとに繰り返す定型作業を多く含みます。サファリテックの地質調査AI「CAMEL」は、柱状図・土質試験のPDFからN値を自動抽出し、内部摩擦角・粘着力・変形係数・単位体積重量などの地盤定数を算出根拠つきで算出します。技術者は換算の妥当性や地盤条件の判断に集中できます。
- Q.地盤定数とは何ですか?
- A.基礎や構造物の設計に使う、地盤の力学的な性質を表す値の総称です。内部摩擦角・粘着力・変形係数・単位体積重量などがあります。
- Q.地盤定数はどうやって求めますか?
- A.室内土質試験で直接求める方法と、標準貫入試験のN値などから経験式で推定する方法があります。実務ではN値からの推定が広く使われます。
- Q.N値からの推定はそのまま使えますか?
- A.あくまで目安です。適用の限界や補正の必要をふまえた技術者の判断が必要です。
Supervised by
監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(北海道大学工学部卒。建設コンサルタント(日水コン)で土木設計・工事監理に従事した実務経験に基づき、内容を確認しています)
自社の課題に合うか、お気軽にご相談ください。
無料で相談する