柱状図とは、ボーリング調査の結果を深度方向にまとめた、地盤の状態を表す記録です。土質や硬さ、地下水位などが一目でわかるように整理されていますが、記号や数値が多く、慣れないと読みにくい面もあります。本記事では、柱状図のどこに何が書かれ、どう読めばよいのかを項目ごとに解説します。
柱状図に書かれている主な項目
- 深度:地表からの深さ。柱状図は縦方向が深度を表す
- 土質区分・土質記号:砂・粘土・礫などの種類を記号や色で表現
- N値:標準貫入試験で得た地盤の硬さ。深度ごとにグラフや数値で示す
- 地下水位:水が現れた深さ。設計や施工で重要な情報
- 試料採取・観察記録:色調やにおい、混入物などの現場観察
どこを見れば地盤の状態がわかるか
土質記号で地層の構成を読む
まず土質記号を上から追うと、地盤がどんな地層で構成されているかがわかります。表層の盛土や粘性土、その下の砂層や支持層になりうる硬い層など、深さごとの移り変わりを把握します。
N値で硬さと支持層を読む
次にN値の並びを見ると、どの深さで地盤が硬くなるかがわかります。N値が急に大きくなる深度は、基礎を支える支持層の目安になります。ただしN値の意味は土質によって変わるため、土質記号とあわせて読むことが大切です。N値の詳しい意味は「[N値とは](/column/nchi-toha)」で解説しています。
地下水位を確認する
地下水位は、掘削や基礎工事の計画に影響します。柱状図では水位が現れた深さが記録されているので、必ず確認しておきたい項目です。
柱状図の読み取りを効率化する
複数の柱状図を見比べたり、記載された数値を集計したりする作業は、手作業だと手間がかかります。サファリテックの地質調査AI「CAMEL」は、柱状図PDFから土質・N値・深度などを自動で読み取り、データとして整理します。近隣の柱状図との比較や報告書作成の前段を効率化でき、詳しくは「[ボーリング調査のAIデータ化とは](/column/boring-chosa-ai-data-ka)」で解説しています。
- Q.柱状図とは何ですか?
- A.ボーリング調査の結果を深度方向にまとめた、地盤の状態を表す記録です。土質・N値・地下水位などが記載されています。
- Q.柱状図のどこを見れば支持層がわかりますか?
- A.N値の並びを見て、値が急に大きくなる深度が支持層の目安になります。土質記号とあわせて読むことが大切です。
- Q.柱状図の土質記号は何を表していますか?
- A.砂・粘土・礫などの土の種類を、記号や色で表しています。上から追うと地層の構成がわかります。
Supervised by
監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(北海道大学工学部卒。建設コンサルタント(日水コン)で土木設計・工事監理に従事した実務経験に基づき、内容を確認しています)
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