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地質調査DX2026.07.21

N値とは|標準貫入試験の基礎と地盤調査での使い方

N値は、地盤の硬さや締まり具合を示す地盤調査の基礎的な指標です。標準貫入試験による測り方、土質ごとの見方、地盤定数への使い方までを、これから学ぶ方にもわかりやすく整理します。

N値とは、標準貫入試験によって得られる、地盤の硬さや締まり具合を示す指標です。地盤調査の結果を読むうえで最も基本となる数値で、基礎の設計や支持層の判定など、さまざまな検討の出発点になります。本記事では、N値の意味と測り方、土質ごとの見方、そして地盤定数への使い方までを整理します。

N値はどうやって測るのか

N値は、標準貫入試験という方法で測ります。所定の重さのハンマーを一定の高さから落とし、サンプラーを地中に30cm打ち込むのに要した打撃回数がN値です。回数が多いほど硬く締まった地盤を意味します。深度ごとに繰り返し測定し、その結果を柱状図に記録していきます。

土質によってN値の見方は変わる

砂質土の場合

砂質土では、N値は締まり具合(相対密度)や内部摩擦角の目安として使われます。N値が大きいほど締まった砂地盤とみなせます。

粘性土の場合

粘性土では、N値は硬さ(コンシステンシー)や粘着力の目安として扱います。ただし含水比などの影響を受けやすく、N値だけで判断すると実態とずれることがあるため、室内土質試験の結果と併せて確認するのが望ましい土質です。

N値から地盤定数へ

設計では、このN値をもとに内部摩擦角や粘着力、変形係数といった地盤定数を推定します。ただしN値からの換算は経験式による目安であり、適用の限界や補正の必要をふまえた技術者の判断が欠かせません。換算の考え方や注意点は、あわせてN値から地盤定数を求めるにはで解説しています。

柱状図からN値を読み取り、層ごとに整理し、地盤定数を算出する一連の作業は、手作業だと時間がかかります。サファリテックの地質調査AI「CAMEL」は、柱状図・土質試験のPDFからN値を自動抽出し、地盤定数の算出まで支援します。定型作業を任せることで、技術者は地盤の解釈や判断に集中できます。

Q.N値とは何ですか?
A.標準貫入試験で、サンプラーを地中に30cm打ち込むのに要した打撃回数のことです。地盤の硬さ・締まり具合を示す基礎的な指標です。
Q.N値が大きいほど良い地盤ですか?
A.一般にN値が大きいほど硬く締まった地盤を意味します。ただし土質によって意味合いが異なり、砂質土と粘性土では見方が変わります。
Q.N値から地盤定数はどう求めますか?
A.経験式を用いて内部摩擦角や粘着力などを推定しますが、あくまで目安であり、技術者の判断が必要です。詳しくは関連記事で解説しています。

Supervised by

監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(北海道大学工学部卒。建設コンサルタント(日水コン)で土木設計・工事監理に従事した実務経験に基づき、内容を確認しています)

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