公募案件の情報収集の自動化とは、各自治体のサイトを人が巡回する代わりに、公示された工事・業務委託の案件を自動で収集し、地域・業種・規模などの条件で自社に合う案件だけを通知する仕組みをつくることです。目的は、案件を探す作業を仕組みに任せ、担当者が「どの案件を狙うか」「どう提案するか」の判断に集中できる状態をつくることにあります。本記事では、手作業の情報収集で起きている課題と、入札DXの考え方、自動化の具体的な進め方を整理します。
手作業の情報収集で起きている課題
- 自治体ごとに掲載場所や形式が異なり、巡回に時間がかかる
- 膨大な案件の中から自社に合うものを見極めるのが難しい
- 担当者が変わると収集のノウハウが途切れ、抜け漏れが出る
- 公示や締切の見落としで、応札の機会を逃してしまう
入札DXの考え方
入札DXの目的は、案件を探す作業そのものを自動化し、担当者が「どの案件を狙うか」「どう提案するか」という判断に集中できる状態をつくることです。情報収集を仕組み化することで、属人化を解消し、組織として案件を捉えられるようになります。
自動化の具体的な進め方
案件を自動で集めて一元管理する
まず、点在する自治体の公募案件を自動で収集し、一つの画面で一元的に管理できるようにします。各自治体のサイトを巡回する手間がなくなり、案件の見落としを防げます。サファリテックの営業支援サービス「Giraffe」は、自治体の公募案件を自動で収集・分析し、担当者へ通知します。
自社に合う案件を見極める
案件を集めるだけでは、結局どれを狙うかの判断に時間がかかります。過去の受注実績や営業記録と照合し、自社と親和性の高い案件をおすすめの理由とあわせて提示することで、検討の入口を短縮できます。手元の営業データを取り込めば、その内容に沿った案件を絞り込めます。
スペックインから発注までを逃さない
設計段階で自社製品や仕様を織り込む、いわゆるスペックインをしても、それが実際に工事として発注されるのがいつかは分かりにくいものです。関連する案件が発注されたタイミングで通知を受け取れれば、フォローの機会を逃さずに動けます。
こうした仕組みを取り入れることで、情報収集にかけていた時間を削減し、案件の検討や提案づくりへリソースを再配分できます。集めたあとの提案づくりについては総合評価落札方式の技術提案で整理しています。まずは対象とする自治体や案件の範囲を絞って始め、精度を確かめながら広げていくのが現実的です。
- Q.入札・公募情報の収集はどこまで自動化できますか?
- A.自治体の公募案件を自動で収集・一元管理し、条件に合う案件を分析して担当者に通知するところまで自動化できます。
- Q.自社に合う案件はどう見極めますか?
- A.過去の受注実績や営業記録と照合し、親和性の高い案件をおすすめします。おすすめの理由も添えて提示します。
- Q.対応しているエリアはどこですか?
- A.現在は関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)を中心に対応しており、ご要望に応じて対象を広げられます。

この記事の監修
小林 由快株式会社サファリテック 代表取締役
北海道大学工学部卒。建設コンサルタントの株式会社日水コンで、土木設計と工事監理に従事。リクルートからの業務委託で新規事業開発も経験。現在はサファリテックの代表取締役として、建設・土木向けAIプロダクトの開発を率いている。
Related Product
Giraffe(営業支援サービス)
自治体が公示する公募案件の情報を自動で収集・分析し、自社の実績に合う案件を毎日通知します。
- 公募案件情報の自動収集と、毎日の分析・自動通知
- 過去の受注実績や得意領域と照合した、狙い目案件の判定
- 案件情報の一元管理による、担当者依存の解消
対象とする自治体や案件の範囲は、個別にご相談のうえ設計します。
