公共工事の多くで採用される総合評価落札方式では、価格に加えて技術提案の内容が評価されます。受注のために提案の質は欠かせませんが、作成には多くの時間と経験が必要で、担当者の負担が集中しやすい工程です。本記事では、評価の仕組みをふまえ、提案づくりを効率化する進め方を整理します。
総合評価落札方式とは
総合評価落札方式とは、入札価格と技術的な評価を総合して落札者を決める方式です。価格の安さだけでなく、施工実績、配置予定技術者の資格・経験、施工計画や技術提案の内容などが点数化され、価格点と技術点の合計で評価されます。そのため、価格競争だけでなく、自社の強みを提案でどう示すかが受注を左右します。
技術提案の作成で起きがちな課題
- 過去の提案や実績が整理されておらず、毎回ゼロから作成している
- 案件ごとに求められる様式・評価項目が異なり、対応に手間がかかる
- 提案づくりが特定の担当者に依存し、ノウハウが共有されない
効率化の進め方
過去の実績・提案を使える形に整える
技術提案の効率化は、これまで積み上げてきた実績や過去提案を検索・再利用できる形に整理することから始まります。案件に応じて近い実績や過去提案をすばやく引き出せれば、担当者はゼロから書くのではなく、内容の練り込みに時間を使えます。
案件情報の収集を仕組み化し、初速を上げる
提案の準備は、対象案件を早く把握できるほど余裕を持って進められます。公募案件の情報収集を自動化しておくと、案件の把握から提案準備までの初速が上がります。情報収集の自動化については「公募案件の情報収集を自動化する」で解説しています。サファリテックの営業支援サービス「Giraffe」は、自治体の公募案件を自動で収集・分析し、自社に合う案件を通知します。
ノウハウを組織で共有する
提案づくりが特定の担当者に依存していると、異動や退職でノウハウが途切れます。実績や過去提案を組織の資産として蓄積・共有しておくことで、属人化を防ぎ、誰が担当しても一定の質を保てます。
まずは公募案件の情報収集と実績の整理から着手し、提案づくりの負担を段階的に減らしていくのが現実的です。
- Q.総合評価落札方式とは何ですか?
- A.入札価格と、施工実績・配置技術者・技術提案などの技術的評価を総合して落札者を決める方式です。価格点と技術点の合計で評価されます。
- Q.技術提案の作成負担はどう減らせますか?
- A.過去の実績・提案を再利用できる形に整理し、案件情報の収集を仕組み化することで、ゼロから作る負担を減らせます。
- Q.案件情報の収集は自動化できますか?
- A.自治体の公募案件を自動で収集・分析し、自社に合う案件を通知するところまで自動化できます。
Supervised by
監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(建設・土木業界の実務と、新規事業開発の知見に基づき、内容を確認しています)
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