建設会社が決算書で見るべきポイントは、収益性・安全性・成長性・効率性の4つの視点に整理できます。粗利率は収益性、資金繰りや借入とのバランスは安全性で見ます。この4点を同業他社や過去の自社と比べるだけで、どこに手を打つべきかが見えてきます。
決算書のどこを見ればよいか?(4つの視点)
収益性・安全性・成長性・効率性の4つの視点で読みます。
- 収益性: どの工事・部門で利益が出ているか、原価構造はどうか
- 安全性: 自己資本や手元資金は十分か、資金繰りに無理はないか
- 成長性: 売上や利益は伸びているか、その要因は何か
- 効率性: 資産や人員が売上・利益にどれだけつながっているか
数字をどう経営に活かすか?
数字は眺めるだけで終わらせず、次の一手につなげます。同業他社や過去の自社と比べて強み・弱みを具体的につかみ、優先順位をつけて改善策を実行します。
比べる物差しとして、業界の実態を知っておくと役に立ちます。たとえば地質調査業では、営業利益率の中央値が6.3%、12.6%の会社が営業赤字という数字があります(地質調査業の収益構造)。自社の位置が分かれば、どこから手を付けるかを決めやすくなります。定期的に振り返る仕組みをつくれば、手遅れになる前に手を打てます。
自社だけで数字を読み解くのが難しい場合は、サファリテックの経営参謀サービスが使えます。決算書1枚をもとに、専門スタッフとAIが財務分析と改善提案を行い、経営改善に伴走します。
- Q.決算書から何がわかりますか?
- A.収益性・安全性・成長性・効率性の4つの視点から、どこで利益が出ているか、資金繰りに無理はないかなど、経営改善のヒントを読み取れます。
- Q.数字を経営に活かすには何から始めればいいですか?
- A.同業他社や過去の自社と比べて強み・弱みをつかみ、優先順位をつけて改善策を実行することです。定期的に振り返る仕組みづくりも有効です。

この記事の監修
小林 由快株式会社サファリテック 代表取締役
北海道大学工学部卒。建設コンサルタントの株式会社日水コンで、土木設計と工事監理に従事。リクルートからの業務委託で新規事業開発も経験。現在はサファリテックの代表取締役として、建設・土木向けAIプロダクトの開発を率いている。
