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地質調査DX2026.07.21

地質断面図を効率的に作るには|柱状図の層序対比とAI活用

地質断面図の作成は、複数孔の層序対比という手間のかかる工程が土台になります。対比の難しさと、AIで層序対比を効率化して断面のイメージづくりを助ける方法を整理します。

地質断面図は、複数のボーリング柱状図を並べ、同じ地層をつないでいく層序対比の作業から作られます。地盤の連続性を面的に把握するために欠かせない一方、対比には経験と手間がかかります。本記事では、層序対比の難しさと、AIでこの工程を効率化する方法を整理します。

地質断面図と層序対比の関係

地質断面図は、離れた複数のボーリング地点の柱状図を、標高をそろえて並べ、同じ地層と判断できる層どうしを結んでいくことで描かれます。この「どの層とどの層が同じか」を判断する作業が層序対比です。何を根拠に同じ層とみなすのかは層序対比とはで解説しています。対比の精度が、断面図の信頼性をそのまま左右します。

手作業での難しさ

  • 孔ごとに土質区分の記載や深度が異なり、標高をそろえて見比べる手間がかかる
  • 層境界の判断には経験が要り、担当者によって結果がばらつきやすい
  • 孔数が増えるほど対比の組み合わせが増え、作図の前段で時間を取られる

AIで層序対比を効率化する

サファリテックの地質調査AI「CAMEL」には、複数孔を標高でそろえ、同じ地層をクリックで対比できる層序対比エディタがあります。これにより、簡易的な地質断面図のイメージづくりまでを支援します。柱状図PDFからN値・土質・層序を自動抽出したうえで対比を進められるため、標高そろえや見比べにかかっていた前段の手間を減らせます。

ただし、層境界の最終的な決定は技術者の判断です。複数孔をまたいだ層境界の見直し・変更はいつでも可能で、AIが提示した対比を技術者が確認・補正しながら進める運用が現実的です。断面図の作成という専門的な工程のうち、定型的な準備をAIが肩代わりし、人は判断に集中できます。

Q.地質断面図はどうやって作られますか?
A.複数の柱状図を標高をそろえて並べ、同じと判断できる地層をつなぐ層序対比の作業から作られます。
Q.CAMELで地質断面図は自動作成できますか?
A.複数孔を標高でそろえて対比する層序対比エディタにより、簡易的な地質断面図のイメージづくりまでを支援します。層境界の最終判断は技術者が行います。
Q.対比の結果は後から修正できますか?
A.できます。複数孔をまたいだ層境界の見直し・変更はいつでも可能で、技術者が確認・補正しながら進められます。

Supervised by

監修:株式会社サファリテック 代表取締役 小林由快(北海道大学工学部卒。建設コンサルタント(日水コン)で土木設計・工事監理に従事した実務経験に基づき、内容を確認しています)

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CAMEL(地質調査サポートエージェント)

柱状図や土質試験のPDFを読み取り、N値の抽出から地盤定数の算出、報告書のドラフトと図表の作成までを支援するAIです。

  • 柱状図・土質試験PDFの読み取り(精度は概ね90%・技術者の確認が前提)
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  • 報告書 第1〜5章のドラフトと、N値分布図・断面図・柱状図綴りの作図

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